【10.or 条件を if文で使う】ざっくりわかる「シェルスクリプト」

or 条件を if文で使う

orロジックでifステートメントを使用する:
‘||‘は、ifステートメントでorロジックを定義するために使用されます。次のコードを使用して「if_with_or.sh」という名前のファイルを作成し、ifステートメントのorロジックの使用を確認します。ここで、nの値はユーザーから取得されます。値が15または45の場合、出力は「ゲームに勝ちました」になります。それ以外の場合、出力は「ゲームに負けました」になります。

#!/bin/bash

echo "数値を入力して下さい。";
read n;

if [[ ("$n" -eq 15 || "$n" -eq 45) ]];then
  echo "ゲームに勝ちました";
else
  echo "ゲームに負けました";
fi

bashコマンドでファイルを実行します。

$ bash if_with_or.sh
数値を入力して下さい。
5
ゲームに負けました
$ bash if_with_or.sh
数値を入力して下さい。
45
ゲームに勝ちました
bash-5.1$
比較演算子使用例意味
-n-n 文字列 文字列の長さが0より大きければ真
-z-z 文字列 文字列の長さが0であれば真
=文字列A = 文字列B 文字列Aと文字列Bが等しければ真
!=文字列A != 文字列B 文字列Aと文字列Bが等しくなければ真
ヒント
シェルスクリプトの比較式には「比較演算子」の左右に空白(半角スペース)が必要です(代入とは別)。
また、比較する変数を「ダブルクォーテーション」で囲まないと、変数が空のときに構文エラーとなってしましますので注意してください。

書籍の紹介

【はじめから】ざっくりわかるシェルスクリプト2

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