【12.case 文】ざっくりわかる「シェルスクリプト」

case 文

caseステートメントの使用:
caseステートメントは、if-elseif-elseステートメントの代わりに使用されます。このステートメントの開始ブロックと終了ブロックは、「case」と「esac」によって定義されます。‘case_example.sh’という名前の新しいファイルを作成し、次のスクリプトを追加します。次のスクリプトの出力は、例として前のelseと同じになります。

#!/bin/bash

echo "あなたのラッキーナンバーを入力して下さい。";
read n;

case "$n" in
  101)
    echo "あなたは一等賞を獲得しました" ;;
  510)
    echo "あなたは二等賞を獲得しました" ;;
  999)
    echo "あなたは三等賞を獲得しました" ;;
  *)
    echo "すみません、またチャレンジして下さい"
esac

bashコマンドでファイルを実行します。

bash$ bash case_example.sh
あなたのラッキーナンバーを入力して下さい。
101
あなたは一等賞を獲得しました
bash$ bash case_example.sh
あなたのラッキーナンバーを入力して下さい。
510
あなたは二等賞を獲得しました
bash$ bash case_example.sh
あなたのラッキーナンバーを入力して下さい。
999
あなたは三等賞を獲得しました
bash$ bash case_example.sh
あなたのラッキーナンバーを入力して下さい。
777
すみません、またチャレンジして下さい
ヒント
case文の終わりには esac を指定します。

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