【17.変数に2つの数値を追加します】ざっくりわかる「シェルスクリプト」

変数に2つの数値を追加します

2つの数字を追加します。
さまざまな方法でbashの算術演算を実行できます。次のスクリプトに、二重角かっこを使用してbashに2つの整数を追加する方法を示します。次のコードを使用して、「add_numbers.sh」という名前のファイルを作成します。2つの整数値がユーザーから取得され、加算の結果が出力されます。

#!/bin/bash

echo "最初の数値を入力";
read x;
echo "2番目の数値を入力";
read y;

((sum=x+y));

echo "加算の結果=$sum";

bashコマンドでファイルを実行します。

$ bash add_numbers.sh
最初の数値を入力
25
2番目の数値を入力
56
加算の結果=81
$
ヒント
((sum=x+y));
昔の書籍でシェルスクリプトを勉強している人は、驚くかもしれない。だが、今の時代、Bashでは上記のように書く。昔は

$ echo `expr 1 + 1`

こんな書き方をした。現在のBashでは算術演算子が使える。

以下ににまとめてみた。2重括弧でくくればいい。2重括弧の中に変数を使うことも可能だ。さらに変数は見にくい「$」をつける必要すらない。
$ echo `expr 1+1` # 昔のやり方
$ echo $((5+5))   # 今のやり方
$ echo $((5-5))
$ echo $((5*5))
$ echo $((5/5))
$ echo $((5%5))

# なんと比較演算子もいける!
$ echo $((0==1))  # 等号、結果: 0
$ echo $((0!=1))  # 否定等号、結果: 1
$ echo $((0<1))   # 未満、結果: 1
$ echo $((0<=1))  # 以下、結果: 1
$ echo $((0>1))   # 大なり、結果: 0
$ echo $((0>=1))  # 以上、結果: 0

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