【24.ファイルを削除する】ざっくりわかる「シェルスクリプト」

ファイルを削除する

ファイルを削除します:
‘rm’コマンドは、ファイルまたはディレクトリを削除するためのコマンドです。次のコードを使用して「delete_file.sh」という名前のファイルを作成し、ユーザーからファイル名を取得して削除します。ここで、「-i」オプションは、ファイルを削除する前にユーザーに削除確認をに使用されます。

#!/bin/bash

echo "削除するファイルまたはディレクトリ名を入力して下さい。"
read fn
rm -i $fn

bashコマンドでファイルを実行します。

$ ls
suzuki/  book.txt
bash delete_file.sh
削除するファイルまたはディレクトリ名を入力して下さい。
suzuki
rm: suzuki: is a directory
bash delete_file.sh
削除するファイルまたはディレクトリ名を入力して下さい。
book.txt
$ ls
suzuki/
$
ヒント
基本的に、ファイルもディレクトリも削除するコマンドは同じです。ディレクトリには再帰的に(フォルダの階層も含めて)削除するオプション(-r リカーション)があります。

rm

-f :確認をせずに削除
-r :再帰的に削除

フォルダを削除

rm -rf
高度なヒント
シェルスクリプトで自動化処理を作成する場合、cp や rm で、確認をせずに実行したいことが多々あります。
この場合は、

/bin/cp

または

/bin/rm

を使うと、確認なしで実行することができます。

書籍の紹介

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