(2)【cat】シェルスクリプトコマンド活用紹介

catコマンド

  • ファイルの内容を表示する
  • ファイルの内容を行番号付きで表示する
  • 複数ファイルを連結して1つのファイルにする

概要

「cat」は、「conCATenate(つなぐ、連結する)」のcatです。ファイルを連結するためのコマンドですが、ファイルの内容を表示する際によく使われます。

$ cat <ファイル名>

catコマンドの書式

cat [オプション] ファイル1 ファイル2……

catコマンドの主なオプション

catコマンドの主なオプションは次の通りです。

オプション 長いオプション 意味
-n –number 行番号を付け加える
-b –number-nonblank 行番号を付け加える。ただし空白行には付けない
-s –squeeze-blank 連続した空行を1行にする
ヒント
一画面に収まらない長いファイルの場合は、lessコマンドを使うと便利です。

catコマンド詳細説明

ファイルの内容を出力

filenameの内容をターミナルに出力します。

$ cat filename

長いファイルの場合は、lessコマンドを使います。

$ cat filename | less

ファイルの結合

複数のファイルを結合(連結)させて別ファイルへ出力します。

$ cat filename1 filname2 > filename3

追記したい場合は「»」を使います。

$ cat filename1 filname2 >> filename3
ヒント
「>」をリダイレクト、「»」をアペンドと言います。「>」はファイルを新規作成してファイルへ出力します。「»」は既存のファイルへ追記出力します。
「>」は、内容があってもファイルの内容を空にして出力することに注意しなくてはなりません。

書籍の紹介

(3)【head】シェルスクリプトコマンド活用紹介

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