wcコマンド
- 行数と単語数とバイト数を数える
- 文字数を数える
- 行数だけを表示する
wcコマンド概要
「wc」はテキストファイルの行数や単語数(word count)、文字数を数えるコマンドです。単語は、空白や改行文字で区切られたものを数えます。
wcコマンドの書式
wc [オプション] [ファイル……]
wcコマンドの主なオプション
オプション | 意味 |
---|---|
-c | バイト数を表示する |
-m | 文字数を表示する(マルチバイト文字に対応) |
-l | 改行の数を表示する |
-w | 単語数を表示する |
wcコマンド詳細説明
行数と単語数とバイト数を数える
「wc テキストファイル名」で、指定したテキストファイルの行数、単語数、バイト数が表示されます。複数のファイルを指定(ワイルドカード「*」も使用可)した場合は、各ファイルの結果と合計が表示されます。
実行結果は以下のとおりです。
bash-5.1$ wc index.md
158 211 7239 index.md
bash-5.1$
表示される値は左から
ファイルの行数 単語数 バイト数となります。
文字数を数える
バイト数ではなく、文字数を数えたい場合は「-m」オプションを使用します。
実行結果は以下のとおりです。
$ wc -m filename.txt
行数だけを表示する
行数だけをカウントしたい場合は、「-l」オプションを使用します。
例えば、「find」コマンドは見つけたファイルを「1件1行」で出力するので、行数を数えることでファイルの個数を知ることができます。
ls -la コマンドでファイルの数を調べる
bash-5.1$ ls -la | grep -v ^d | wc -l
9
bash-5.1$
- ヒント
- grep -v ^d でディレクトリを除外しています。
ファイルの行数を調べる
$ cat filename.txt | wc -l
- ヒント
- wc -m wc -l この2つは必須です。