MacOSをアップデートしてから、ターミナルを開くたびに、「The default interactive shell is now zsh.」というメッセージが表示されるようになりました。
MacOSをCatalina以上にアップデートするとターミナルを開くたびに、「The default interactive shell is now zsh.」というメッセージが表示されるようになりました。
というのも、Catalinaからデフォルトシェルがbashからzshに変更されたことに起因しています。
そこでターミナルが、「デフォルトのインタラクティブシェルはzshになったからね」と教えてくれているというわけです。
教えてくれるのはありがたいのですが、ターミナルを開くたびに毎回教えてくれるので、「もう知ってるよ・・・」「また言うの?」となってしまうのも辛いところです。
内容
ターミナルを開くたびに表示されるテキストは以下のとおりです。
The default interactive shell is now zsh.
To update your account to use zsh, please run `chsh -s /bin/zsh`.
For more details, please visit https://support.apple.com/kb/HT208050.
デフォルトのインタラクティブシェルはzshになりました。アカウントの設定を変更してzshを使うには、chsh -s /bin/zshを実行してください、といった内容です。
言われたとおり、デフォルトのシェルをzshへ変更する場合
メッセージに表示されているコマンドchsh -s /bin/zshを、そのままターミナルに打ち込むだけです。
$ chsh -s /bin/zsh
「The default interactive shell is now zsh.」を表示させない方法
デフォルトシェルを変更せずに、メッセージだけを表示させないようにする方法は、これまで通りデフォルトシェルは「bash」を使い続けたい、ということになります。
多くの人はこれに該当すると思います。
ですので、対処としては、ターミナルを起動するたびに表示される以下のテキストを非表示にするということになろうかと思います。
The default interactive shell is now zsh.
To update your account to use zsh, please run `chsh -s /bin/zsh`.
For more details, please visit https://support.apple.com/kb/HT208050.
「~/.bash_profile」に追記する
「~/.bash_profile」もしくは「~/.profile」に、以下のコマンドを入力することで、メッセージを非表示にすることができます。
export BASH_SILENCE_DEPRECATION_WARNING=1
~/.bash_profileに上記コマンドを書き込みたい場合は、以下のコマンドをターミナルに入力して、ターミナルを再ログインします。(~/.bash_profileがない場合は作られます。)
$ echo "export BASH_SILENCE_DEPRECATION_WARNING=1" >> ~/.bash_profile